toRideで行こう。

NO BIKE NO LIFE

落車

落車して病院のお世話になりました。
今日は午前中に用事がありいつものオッティモさんの朝練に出る事が出来なかったので午後12時に出発。いつもの筑波山コースにフルーツラインを加えて100kmを目標に走る。
筑波大学構内を抜けてそのまま筑波山にむかうルート…から外れてフラワーパーク方面に向かう。ほぼ平坦路を追い風も手伝って35km/h巡行で朝日峠に突入。ここを越えてフルーツラインに出よう。そしてフラワーパークで休憩してアイス休憩をしよう。今日は暑い。などと考えていた。
久しぶりの朝日峠はきついな。どのくらいの距離だったかな…もうすぐ頂上だ…

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その後の記憶は落車して自転車と自分の体のどこに怪我があるかを確かめている時だった。
どうやって落車したのか思い出せない。いまどこにいるのかもわからない。どのくらいくだったのかもわからない。とにかく自転車は大丈夫みたいだ。体もあちこち痛いが動かせないところはない。
ブレーキを引く手が血だらけだった。とにかく峠をくだらないと帰れない。そろそろとくだるとすぐにくだりは終わった。この後は裏不動をあがらないと帰れない。体は痛いが普通に登れた。
不動をくだりいつもの道でショップに向かっていた。自転車を見てもらおうとしていた。気が張っているのだろうか我慢できる痛みで普通にごく普通に走れた。
ショップにつくとツーリングを終えたメンバーが休憩していた。落車をした事をつげるといつもお世話になっているF下さん、E藤さんが応急処置をしてくれた。看護師の方も優しくしてくれた。
怪我の個所は…右眉の上(色が変わり大きく腫れていた)右肩の擦過傷、右ひじ打撲、左右の肘の擦過傷、背中の擦過傷、左右の手の甲の擦過傷、一番ひどかったのは左薬指の裂傷。指輪をしていた為ザックリと切れて一番出血がひどかった。下半身は大したことはなく右ひざの擦過傷、左ももの打撲。
ジャージのポケットに穴が開いていた。レーパンはお尻に大きな穴が開いていた。応急処置は水で洗って消毒、ガーゼと絆創膏を貼ってもらった。氷嚢に氷を入れてくれて、痛いところにあてておいた。
頭を打って記憶が一部なかった事と左指の傷が思ったよりひどかったのでメディカルセンターへ送ってもらった。F下さん、E藤さん本当にありがとうございます。
受付けをして診療を待った。問診をして傷の具合を見てカルテを作ってもらい治療に入るらしい。問診が終わってから少ししてCTとレントゲンを撮る事になった。生まれて初めてCTを撮った。記憶がない事を「健忘」というらしい。事故の瞬間とそれに至る経緯が思い出せないという事で「逆行性健忘」というそうだ。
続いて肩、左腕、右手のレントゲン撮影。終わってしばらくしてまた診察室に呼ばれこれからの処置について話があった。左の薬指は縫わなくてはいけないとの事。その他は傷を消毒して終わりだそうだ。CTの結果も問題なし。レントゲンの結果も問題なし。但し右ひじが腫れているので痛みが引かなければもう一度来て欲しいとの事。
処置室に入りすぐに麻酔注射。指の麻酔は手のひら側から指の根元に打つ。合計三か所。麻酔液で指の付け根はパンパンだった。次第に感覚がマヒして来た。これから傷口の消毒に入るのだが、縫う程の傷を水道水をかけながら歯ブラシでゴシゴシ洗った。麻酔が効いているとはいえさすがに直視は出来なかった。
処置には新人のお医者さんの卵?のような人がついて指示を受けながら処置をしてくれた。結局4針縫った。縫ってくれたのも研修中のお医者さんだった。
病院を出ると外はもう暗かった。家族が迎えに来てくれた。とんだ母の日になってしまった。
擦過傷と縫った傷は不思議と痛くない。そのかわり段々と打撲の痛みが出て来た。
色々とお世話になったF下さん、E藤さん、ありがとうございました。