スローライフ
今日の天気予報は朝のうち雨、午後からは晴れ。出勤時間の一時間前だが降ってないので自転車で出発。会社までは25分くらいだが、風が強い。しかも向かい風。
会社まであと数百メートルの所で降り出した。
---
退勤時間が近づいて、遠くで雷の音。遠雷。
急いで着替えて駐輪場へ。それまで降っていなかったのに突然の大粒の雨。みるみるアスファルトが黒くなって行く。
雲の具合からいくとどうやら夕立のよう。
次第に雨脚が強くなり、あっという間に土砂降りになった。
仕事も終わったし、急ぐ用事もないのでビルの軒下で雨宿りをした。雨雲の流れるのを見ながら時間をつぶし、30分程して雨はやんだ。
西の空は晴れ渡り、東の空は真っ黒に染まっていた。虹が出ているかと思って空を眺めたが出ていなかった。
バスの通る太い道から一本脇にそれて田んぼの中の用水路沿いの道に入った。ここはのどかだ。この辺一帯がのどかだがここは特にのどかだ。田んぼに水が入ると小川が出現する。岸のすみれやれんげの花も咲いている。
どじょっこやふなっこも住んでいるだろう。
見渡す限りのたんぼで遠くにお百姓さんがかがんで作業をしているのが見える。恐らく100年くらいこの景色は変わっていないような気がする。
最近、空を眺める事が多くなった。古の太古からこの空は変わりなく在り続けている。恐竜も日本を変えた偉人も自分の先祖もこの空を眺めていただろう。何を思ってこの空を眺めていたのだろう・・・