toRideで行こう。

NO BIKE NO LIFE

参議院議員通常選挙

参議院選挙が今日から公示され選挙ポスターが貼り出された。選挙自体あまり興味がないのだが、帰宅すると『投票所入場券』という郵便物が届いていた。

私の住む地域も以前ははがきだったが今回から封筒タイプに変わり文字も大きくなり見やすくなった。入場券?もミシン目で切り離しができて地図も掲載されている。地図ははがきにもあったかな?

それからもうひとつ変わった所。バーコードが記載されている。今までは一人が読み上げて一人が台帳に押印して投票の確認をしていたがこのバーコードは投票確認の電子化、省人化の為のものと推測される。

単に人件費削減とか間違いの防止とか思われがちだが、ここには大きな利権が絡んでいるように感じてしまう。

人件費削減といえば聞こえはいいが、バーコード化するという事はバーコードの読み取り機(バーコードリーダー)とか集計ソフトとかセキュリティーソフトとか付帯のハード、ソフトがたくさん存在する。

何千か所もの投票所に各一台以上設置されるであろうこれらの備品類の納入業者は莫大な利益を生み出す。選挙による経済効果はどのくらいか想像はつかないがとにかくバーコード化する事によって利益を得る人たちがいる事は間違いない。

なぜそんな事を感じたかというと、私の住んでいる地域にやっと下水道が通るという事になり住民説明会があった。下水道事業公共事業で法律によって負担金や使用料なども決められている。工事費も税金、受益者負担など負担の割り当てがあるが、各家庭と下水道の枝管との接続は各家庭が負担する。

この工事は各個人が業者と契約して行う訳だが、数年前まで下水道組合の指定業者でないと工事出来なかった。数千世帯を十数社で請け負うのだからものすごい利権が絡んでいたに違いない。

公共事業とか選挙とか大きな計画が実行される時、必ず利権が発生する。今回のバーコード化に伴って使われた経費(税金)やハード、ソフトの納入業者、入札の状況などは知る事は出来ないが、必ず誰かが儲かっている。

選挙の行方よりそちらの方が興味深い。